- 2026.01.01
新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
昨年は新政権が誕生し、国の空気が大きく変わった一年でした。「働いて働いて、働いて参ります」という高市新総裁の就任スピーチや、働き手の手取りに焦点を当てた政策論議を通じて、「働くとは何か」「仕事を通じて社会にどう貢献するのか」を改めて考える機会となりました。
人口減少以上に働く世代の減少が速いという現実を感じながら採用活動を続けておりますが、個々の企業が現業を回すことのみにフォーカスして採用を続けることは、社会全体にとって正しいのかという疑念を抱くようになりました。社会全体の視点に立つと、問われているのは「社会から預かった貴重な人財を、どれだけ公(おおやけ=社会全体)のために活かせるのか」であると感じております。
働くこととは、生活のためにとどまらず、人生の時間と才能を社会に捧げる営みです。企業が人を採用するとは、その時間と才能を預かり、活躍の機会を提供する約束でもあります。共に働く以上、その人ならではの力が発揮され、社会の一隅を照らす喜びを創り続けることこそ企業の責務だと考えます。
一方で働き方改革を進めるには、属人性を抑え、誰が担っても業務が滞らない仕組みが重要です。しかし「誰でもできる体制」の実現は、「誰がやっても同じ仕事」にしてしまうことではありません。接客の温度感、商品の作り手への敬意、お客様や仲間の喜びを自らの喜びとし歩みながら価値を生み出すこと――それらは人にしか提供できないものです。
だからこそ2026年は、属人性によらず業務を回す体制を整えつつ、その人だからこそ生み出せる価値を追求するという、一見相反するテーマに挑みます。一人ひとりが経験・感性・人柄を仕事に重ねることで、「仕事を通じて光を放つ人」と「社会の一隅を照らす仕事が生まれる会社」という循環を実現していきたいと考えております。
今年の干支である午(うま)は、「正午」が太陽の最も高い位置であり同時に午後への折り返しでもあるように、成熟と転換の節目を意味するそうです。積み重ねてきた価値を力に変え、次の時代への挑戦の一歩を踏み出す一年にして参ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。