
2021年新卒入社
新卒入社
1997年入社
本社 ロレックス事業部商品部
部長
Office
1997年に新卒で入社しました。当時は今のように多様性の時代ではなく、「いい大学を出て、大企業に入る」ということが、勝ち組としての唯一のレールのように考えられていました。私は法学部出身ですので、実際に友人たちは銀行や商社、あるいは弁護士を目指すといった「勝ち組のレール」を選んでいました。 私はというと、どうしてもそのようなレールに興味が持てず、むしろ経営者との距離感が近く、いろいろな仕事を経験できそうな企業ばかりを選んで就職活動をしていました。直接言われたわけではありませんが、友人たちや親は「なぜ大企業を選ばないのだろう」と思っていたと思います。
ホッタの面接で印象的だったのは、「自然体の会社だな」ということでした。面接官の方々も気取らず、実際以上に会社を良く見せようと虚勢を張ることもなく、みなさんそれぞれの人間味が溢れていて、「ここでなら自分自身も等身大で仕事ができるだろう」と直感しました。それは入社してから30年近く経ち、さまざまな部署を経験しても変わることのない印象です。自然体で仕事ができるというのは、社風がそうでなくては実現できないことですし、働く側にとっても会社側にとっても、つねに社員一人ひとりの高いパフォーマンスを維持するために、とても重要だと思います。 現在、仕事もプライベートもとても充実しています。管理職になっても趣味に費やす時間があることも嬉しいですね。就活当時、周囲の目を気にせずにホッタに入社した選択が、間違っていなかったという思いを年々強く感じています。
入社当時は、ロレックスを始めとした取扱商品の卸営業を10年ほど経験しました。お得意先である小売店様へ商品を卸すのが仕事ですが、ホッタは全国にお得意先様がいらっしゃいますので、いろいろな地方へ出張し、たくさんの方々との出会いがありました。その後、レキシアを始めとしたホッタの直営店舗の展開を進めていく時期に営業企画担当と商品担当を経験し、レキシアや百貨店内での店舗の商品準備を担当してまいりました。その後、2019年に百貨店にある店舗の店長を経験させていただきました。それまで営業畑でしたので、入社20年経ってからの小売店勤務、しかも店長職での配属となったときには正直なところ戸惑いもありました。ただ、会社全体を把握していくためには、いつかは現場を経験してみたいと感じていましたので、異動についてのネガティブな感情はありませんでした。今となってはあの時の現場経験は今の仕事に必要な経験だったと身に染みています。
2020年から本社にあるロレックス事業部商品部に再度配属となり、現在に至っています。以前も同じ商品部にいたことがありますが、役職や環境の変化があり、同じ部署でも、時期が異なれば同じ仕事は一つとてないのだと改めて感じます。
一店舗当たりの規模は、以前と比べて格段と大きくなってきています。スムーズな店舗運営のためにも、現場と本社、すべての関係者のチームワークがあってこそ、乗り越えられることばかりですし、相乗効果が生まれ、よりクオリティーの高い仕事ができると実感しています。
私が入社したころ、ホッタは卸売業中心の会社でしたが、現在は小売業中心になっています。明治12年から続く長い歴史を持つ会社ですが、大切な軸を維持しつつ、これだけ柔軟に変化し、それを軌道に乗せ続けている会社は、そう多くないと思います。入社以来、多くの時間を本社で過ごし、学ばせていただきましたが、経営陣の先見の明や柔軟性には驚くばかりです。先人が持ち続けた先を見る力、周囲を観察する視野の広さをこれからも学んでいきたいと思います。そして社員を大切にする精神が今も昔も変わらず、この会社に根付いていることも、マネジメントをする立場である私も学ぶべき大切な要素です。
本社や営業が長かった私が販売職となったときには、驚きがありつつも、経営陣の判断を信頼し、初めての経験もしっかりと学びに変えようと思って異動しました。営業職としてお得意先様の店舗に出向くことはありましたが、店舗での販売の仕事は、これまでの経験とは全く異なり、思った以上に大変だと思ったのが正直な気持ちです。ですが、やり遂げたときには大きな自信にもなりました。この経験がなければ今の自分はなかったと思っています。
仕事への向き合い方は人それぞれだと思いますが、若いうちは自分の可能性を信じて、困難なことにも向き合うことが大切だと思います。時には気負いすぎてしまったり、肩肘をはってしまうこともあるでしょう。でも、不要なプライドを捨て、そういう自分も自分だと認めてあげると、必要以上に「自分はだめだ」と落ち込まずに前を向けると思います。私自身入社時に感じたように、ホッタは自然体の会社です。まわりの社員を見ていると、自然体の自分を受け入れ、等身大の姿勢で仕事に向き合う方が、可能性が広がり、思いもよらぬところでの才能が開花していると感じます。
そういう経験を積んでいくうちに、自然と肩の力の抜き方が分かってきます。力んだ経験や大変だと感じた経験は、必ず後になって、素晴らしい経験だったと気づくと思います。
会社の中にはいろいろな仕事があり、自分が見たことのない世界や、可能性が広がっている場所だと私は考えています。ですから、まずは目の前の仕事に取り組む中で、自分の得意なこと、好きなことを見つけて、どんどんチャレンジしてほしいと思います。
社長は300人以上いる社員全員の名前を覚えています。そのくらい一人ひとりのことを見ていますし、社員の個性を伸ばし、可能性を広げようという雰囲気が会社全体にあります。個々の成長度合い、それぞれの幸せの形を一緒に考えながら、新しいことへの挑戦が提示されることもあります。そのときはぜひ、自分の視野や可能性を広げるチャンスだと思ってチャレンジしてみてください。本人が気づかなかったけれども、仕事でやってみたらとても能力があった、という社員たちを、これまでたくさん見てきました。私自身、この会社で様々な仕事を経験したことで、どれだけの成長があったか分かりません。
ホッタは、その社員一人ひとりが新しい才能を見つけ、成長していってほしいと考えている会社ですので、ぜひ前向きな気持ちで飛び込んでほしいと思います。仕事で輝きたいというみなさんを、心からお待ちしています。