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Interview
スタッフインタビュー

憧れる気持ちと
好奇心が原動力

中途入社

2012年入社
本社 ロレックス事業部
マネージャー

Office

入社から現在の仕事に至る経緯を教えてください

2012年、26歳のときにホッタに中途で入社しました。新卒で入社したのはテレビの制作会社で、ADをしていました。そのころ、テレビ関係の仕事は人気もあり、クリエイティブな仕事で充実していたのですが、その一方で企業に勤める「会社員」にも憧れを抱いていました。とくに営業職は周囲にいなかったこともあり、「いったいどんな仕事なのだろう」、「自分の知らない辛さや苦しさもあるかもしれないけれど、それを乗り越えるとどんなものが待っているのだろう」と、興味を持っていました。
そんなときに、ホッタの採用広告が目に入りました。誰もが知る憧れのロレックスを取り扱う仕事、それも、一度はやってみたいと思っていた営業職での募集ということで、迷うことなく応募を決めました。
ご縁があって入社してからは、念願叶って営業職として本社勤務となりました。ホッタはレキシアを始め、店舗でのロレックス販売のイメージが強いと思いますが、ホッタ直営店以外の取引先に、ロレックスを卸す仕事もあります。営業職は、その仕事を担っており、東京、名古屋、大阪に事業所があります。漠然と憧れていた「全国で活躍する会社員」にもなってみたいと思い、入社時には「転勤でも、どこでも行きます」とアピールしました。
一つの部署で長く仕事をするのもやりがいがあると思いますが、私の場合はホッタの中でいろいろな仕事に就いてみたいという気持ちもありました。5ヶ月後に同じ営業職として名古屋営業所に異動した後、首都圏での販売職も何店舗か経験させていただき、2018年より店舗企画部にて勤務しています。

現在のお仕事内容を教えてください

現在は、店舗企画部店舗環境担当のマネージャー職に就かせていただいています。店舗企画部は、リニューアルや新規店舗の企画を担当しています。メーカー、デザイナー、施工会社などの関係各社の方々との、施主側の窓口や調整役として一緒に会議に加わり、ワンチームとなって店づくりを行います。
たとえば、店舗内の防犯カメラの設置場所、コンセントの位置、クレジット端末の用意や設備に関わる部分なども含めて、新しい売場で働くスタッフが安心して働ける環境を作るのが仕事です。ほんの些細なことでも毎日のこととなれば、スタッフのストレスになっていきますので、現場のスタッフの気持ちに寄り添い、細かいところまで配慮した店舗企画を心がけています。また、お客様にとっての心地よさや安全面など、あらゆる側面から店舗のあり方を考えていく必要があります。
2024年にオープンした銀座本店のプロジェクトにも携わらせていただきましたが、世界最大級のロレックス専門店を、関係各社の人たちと議論を重ね、創り上げることができた経験は、本当に得難いものだと思います。このプロジェクトが無事に終了したあと、デザイン会社側の方が、出来上がった店舗を見上げて「最高の仕事ができた」と涙を流して感激されていたのですが、周りにいる私たちも、感動で胸が熱くなりました。後にも先にも、これほどまでに仕事をしたことはないのではないかというほどの日々でしたが、仕事のやりがいや醍醐味を感じることができました。

私の場合は、場所も職種も多様な経験を重ねましたが、これまでの経験が今の仕事にすべて活かされています。一つは、社内の人脈に通じていることです。「この困りごとはこの人へ」「この件はあの部署の部長へ」、など、頼るべき相手が誰なのかが、パッと頭に思い浮かび、それによって仕事がスムーズに運ぶことがあります。たくさんの人を知っているというのは、仕事をする上でとても大切なことだと思っていますので、これからもいろいろな人とコミュニケーションを取って、互いの仕事が高め合えるようにしていきたいと思います。
また、さまざまな現場を見ていることで、店舗企画部として必要な、広い視野が培われました。レキシアでの販売経験はもちろんのこと、営業職としてお取引先様の店舗に足繫く通ったことも、大いに役立っています。「人生に無駄な経験はない」と言いますが、自身を振り返って、本当にそのとおりだと確信しています。
これからも自分の持ち味を活かしながら、好奇心を忘れずに仕事に取り組んでいきたいと思っています。

仕事で学んだことを教えてください

ホッタで仕事をするようになって、初めて「社会人らしくなったな」と感じた出来事がありました。入社から2年目に入り、仕事も慣れてきたころ、「何とかなるさ」と、上司への報連相や事前の入念な準備などを、おろそかにしていました。また、営業職として、お取引先様のご要望やお気持ちを一旦受け止め、ときには判断を持ち帰るということも必要ですが、当時の私はお客様に寄り添うことができずに、すぐに回答することがよいものだと思い込んでいました。一度立ち止まって考えてみること、少し先を想像する力や、仕事や相談のプロセスを緻密に考えるといった繊細さや慎重さに欠けていたと思います。
こうした仕事への姿勢を当時の上司が私に注意してくれたおかげで、自分の至らなさに気がつくことができました。思い返せば、ロレックスがあってこそ仕事をさせていただいているという謙虚さを忘れていたのだと思います。
この経験を経て、「慣れてきた頃こそ、謙虚な気持ちを忘れてはいけない」と肝に銘じるようになりました。あれから10年以上経ちますが、これらを教えてくれた上司には感謝しています。ホッタには、相手の成長を考えて、このようなアドバイスをくれる頼れる上司がたくさんいます。周囲に育てていただいて、今は希望していた店舗企画部への配属も叶えることができました。
憧れて入社したホッタで、憧れのブランドを取り扱えることの誇りを持ちつつも、上司から教わったホッタらしい謙虚さや気遣いを忘れないよう、仕事に取り組んでいます。

入社される方へのメッセージをお願いします

ホッタは社員の「やりたい」という気持ちを大切にしてくれる会社です。私も現在の職種に就くまで、さまざまな経験を積ませていただきました。2015年には、当時スイス・バーゼルで毎年行われていた高級時計の新作展示会「バーゼル・フェア」に同行させていただいたこともありました。ロレックスの魅力に圧倒され、今までの自分では見ることのできなかった世界を見ることができて、まるで夢の中にいるようでした。
今の仕事も、私がどうしてもやってみたいと切望した仕事です。2017年にレキシア銀座並木通り店をリニューアルした際、私はオープニングスタッフとして配属されたのですが、そのときに店舗企画部で采配を振るっていた上司を目の当たりにし、「いつかこんな仕事がしたい」と思っていたのです。その後、別の店舗を経験した後、憧れていた店舗企画部に異動になり、とても嬉しかったことを覚えています。もちろん、すべてが叶うとは限りませんが、好奇心をもって社内でもいろいろなことにチャレンジしてみてほしいと思います。
キラキラとした世界に憧れて入社し、今年で14年目に入ります。憧れの仕事で自身を高めたい、そんな仲間が増えることを楽しみにしています。